2009年1月2日金曜日

携帯が壊れた (+_+) … と思ったけれど

フリーズ後、起動せず

今年で 3 年目だった携帯が、大晦日ばぁちゃんと神社にお参りに行った後壊れた。友人からメールしても返って来ないと言われてはじめて気がついた。目を開けたままご臨終よろしく、電源が付いたままフリーズ。いつものことかと思いバッテリーをはめなおし充電した後、電源ボタンを押してもウンともスンとも言わず。これで携帯 3 代目だったけれど、壊れたのは初めて。電源の入らない携帯を前にして「携帯って壊れることがあるんだ…」ということを実感しつつ戸惑いを覚えた。なぜならそれまで携帯が壊れなかったこともあるが、携帯されることを前提としているので一般の家電製品よりは頑丈なイメージを持っていたからだ。

「一台前の携帯はどんなだっただろう?」と思い返してみてもすぐには思い出せない。まるで一つ前の朝の連ドラって何だっけの気分。いや…、今 10 秒ほど考えていたら思い出すことができた。ブルーの携帯だった。その携帯にはいい思い出と共に思い出したくない記憶も詰っている。だから、今目の前で沈黙している携帯に変えたんだった。そんなことも忘れてしまうほど月日が経過し、すっかり往年の機種という感が漂うようになってしまったけれど、別にテレビを見たり、ネットを携帯ですることは滅多にないので、これで必要にして最低限の機能を持っている。機種変更するとき、テレビを見ることができるタイプもあったけれど、そのために不恰好になった携帯を携帯する気にはなれず、ポケットに入れても問題ないサイズを選んだ。

 

高機能なのは誰のため?

「最近の高機能な携帯を誰が必要としているのだろうか?」とよく思う。…という発想をする時点で旧世代の人間なのかもしれない。^^; 確かにフルブラウザでネットが見やすくなるのは魅力的だけれど、あれほど高いパケット料金を支払うメリットを全く感じないし、PC の代用に過ぎないのであれば尚更高額に感じる。あ、でも iPhone を使うコストが一ヶ月 1000 円くらいになったら間違いなく買う。今はまだそういう機種が昔でいう高嶺の花であった PC-98 のようだ。

 

703SH のいいところ

ところで、自分が使っていた機種は 703SH 。この機種のいいところは、携帯を開ききらない位置で一度止まること。この状態だと、手に持ったときバランスがとりやすくメールが打ちやすい。開ききってしまうとどうしてもヘッドが重く感じる。

文字入力もワンタッチ変換で素早く入力できるのがいい。ただ最近は、ベル打ちのスピードに驚いてベル打ちするようになったので、逆にワンタッチ変換しにくくなってしまった。 ^^;

このようなことを考えると、いろいろなサービスや機能を充実させる前にもっと携帯の大きさ・形に見合う使いやすさを追及して、シンプルなものにしてもらえるとうれしいなぁ~。

 

ばぁちゃんの携帯

シンプルと言えば、うちのばぁちゃんも携帯を持つようになったのだけれど、821T 「かんたんシニア携帯」を購入した。

見やすさにこだわった大きな文字表示や、押し間違いの少ない独立した大きなボタンで、使いやすさが向上。

(かんたん携帯 SoftBank 821T|SoftBank より)

と謳われているが、「ただ文字をでかくすればいいと思っているのだろうか?」という疑問が…。 (@_@;) 右の写真を見てもわかるように全くシンプルではない。まずそもそも、うちのばぁちゃん左上の「電話帳」の文字が小さくて目を細めないと読めない。

インターフェイスの不統一はたいしたもので、画面下にある「1、2、3」の数字から電話をかける方法と、「電話帳」からかける方法が全く異なる。「1、2、3」のボタンからかける場合、必ず青の「決定」ボタンを押さなくてはいけなない。相手の名前が画面に表示されていているにもかかわらず、「受話器」のアイコンを押してもかからないのだ。それに対して「電話帳」からかける場合、受話器のマークを押してかけることもできるし、決定ボタンを一回余分に押すことによってもかけることができる。このためばあちゃん混乱。 (@_@;)

「1、2、3」のボタンには不満がまだある。押した瞬間に電話がかかればシンプルと言えるけれど、なぜか画面には選択肢がいくつか提示され、それを見たばぁちゃんまた混乱。 (+_+)

そもそもシンプルと言うわりには、インターネットに接続はできるし、カメラもついていることによりボタンは増え、操作で混乱。同じボタンが状況によって意味が異なるというのは高齢者にとっては難し過ぎる。

「かんたんシニアケータイ」と書かれているけれど、元々こういった機器の操作に慣れていている人向けだったんだと使ってみて実感。一番わかりにくいと感じたのは、画面に表示される文字がでかくなったことによって一画面で表示できる内容が減り、そのため全体でどこにどういう機能があるのか把握しずらく、頭の中で操作のメンタルモデルを作るのが難しかった。

 

起動した携帯

話を戻して自分の携帯。仕方がないから携帯を新しくしようとショップへ。念のためバッテリーを替えて起動できるか試してもらったらなぜか起動した。「あれ?」と思い、再度自分のバッテリーに替えても普通に起動した。 (@_@;) しかし、時計が狂っていたのでやっぱりどこか調子が悪かったみたいだ。

これで携帯を買わずに済んだ。まだまだこれを何年も使うぞ~。 ^^


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