2008年12月23日火曜日

インタビューをまとめるときに参考にした記事

1. インタビューをまとめる作業は難しい

08-12-24_18-47最近、人にインタビューをして、記事にまとめる作業をした。

メモ用紙として、A4 の用紙を 1/4 の大きさにカッターで切り、それを何枚も用意。話を聞いている間にペンで走り書きした。

インタビューの際中、書いたメモを相手にも見えるように机いっぱいに広げ、メモを参照しながら話を進めた。レコーダーも持っていたが、操作をミスにより録音されていなかった… パタッ(o_ _)o~†

インタビュー後に、書いたメモを見ながら FreeMind で大雑把に書き散らし、記事の流れを作るために適当に並び変えて、文章になるようにメモを配置した。

インタビューの時間は 50 分くらいだった。 FreeMind にまとめながら、情報の裏を取るのが 1 時間。文章に起こすのが数時間。トータルで結構長い時間を要した。 (@_@;)

 

2. インタビューの記事には、スタイルが色いろある

インタビューをまとめるために、

に書かれている記事を参考にした。

これまで、

「インタビューの記事が、どのような構成で書かれているのか?」

という視点で見たことがない。改めて読み直すと、インタビューをする側の人間により、文章のスタイルがかなり違うことに気がついた。

例えば、

の記事。この記事は、「質問に対して答える」という形式が貫かれており、テープ起こしのような印象を受ける。話されている内容について、ある程度知識がないと、何が言いたいのかスッと頭に入ってこない。インタビューを受けている人の意見を正確に扱いたい場合には向いているが、読み物としては適していない。

これに対して

の記事は、内容の背景が説明されている。インタビューを受けた人の言葉をそのまま引用しているところもあれば、インタビューした内容を説明の中に溶け込ませている箇所もある。文章のバランスが良いと感じた。

読み物として、わかりやすく、内容をイメージしやすいと感じた記事がもう一つある。

話の流れが上手いし、小説を読んでいるかの印象を受けた。インタビューを受けている人の言葉を、文章へ挿入する方法も絶妙。興味深かったのは、内容の背景となる説明の仕方が、インタビューを受けた人が語っているのか、それとも調べた結果そうであったのが混沌としていること。なぜか、それが読みやすさにつながっている。

岡田有花さんに学んだインタビュー術 | IDEA*IDEA によると、

インタビュー記事をまとめるときに最も重要だと個人的に感じているのが「聞いた順番に書かないこと」である。うまくない記事のほとんどはテープおこしをしたかのようにインタビューで話した順に書かれている。これではどこがポイントなのかわからないぼんやりした記事になる。

それよりも、個人的に響いたポイントをずばり最初にもってくることだ。論理的に書こうとしなくていい。説明はあとでいいのだ。

ゆかたんの記事をみていると文章の最初にいきなり脈絡のない「生の声」が出てくる。そしてその台詞の次に説明が来る。

文章の中でもっともインパクトがあるのは人の台詞、と個人的に思っている。生の言葉だからこそ普通の文章よりも読者に訴えかける力が強い。ただ、この台詞を普通の文章中に使ってしまうとすらすらと読めてしまいインパクトに欠ける。

 

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